好きな人に好かれる方法❕

今回、書留ておきたかったのは、ビジネス相手に好感をもたれるテクニックとしての方法でしたが、折角なので、多くの人に共通点のある恋愛にまで広げてみました。

若かったころ、私は女性と話すのが苦手でした。

十代後半になっても、この苦手意識は克服できず、さすがに「これはやばい」と自分でも思っていました。

何とか「克服する方法はないものか」そう考えて思いついた行動を、心理学的な観点からご紹介していきたいと思います。

 

習うより慣れろ!

一人で悶々と考えていても、何も前進しません。

かといって、一人で女性に面と向かって話すのは恥ずかしい。

そういう時は、誰かを巻き添えにするに限ります。

度胸のありそうな友人の力を借りるのが一番と思いついた私は、友人三人と共に連れ立って、見知らぬ街でナンパ合戦をすることにしました。

これは、私にとっては彼女を作ることではなく、女性ととにかく話しまくることが目的で、最終的には、女性恐怖症を克服することにありました。

「旅の恥は掻き捨て」とはよく言ったもので、しがらみの一切ない環境では、日常の遠慮が不思議と和らいで度胸が据わったように感じました。

ここで、一つ条件を付けて、「皆で声をかけたのでは克服したことにならない」ということで、①一人で声をかける、②成功したら、残りのメンバーでお茶代を出す ③相手は複数人を選択する ④連絡先を聞けなかったメンバーは皆の前で変なギャグをいうというものでした。

ジャンケンで負けた私は、隠れて見ている友人の手前、早々に決めて鼻を明かしてやろうと意気込んで、建物の前で誰かを待っている様子の二人組に、早速声を掛けました。

結果は、想像するまでもなく、目に見えていました。

一回声を掛けると、一回目の恥ずかしさは和らぎ、次々と声を掛けました。

あまり成功しないので、一旦会議をすることにしました。

すると友人が、さっき三回目の娘に声を掛けた三人組、「あれ脈あったんじゃないの?」「そうかな !?」自分で考えて全く思い当たらなかったので、根拠を聞くと、「だって笑ってたぜ」・・・。

そんなことにも気づかなかった自分の余裕のなさに、情けなくなりました。

結局、10回アタックで全敗。バトンタッチ。

前の私が全くダメだったので、気を良くした友人は、「自分こそ!」と出ていき、8回アタックして全敗。

ここでまた会議。

不思議と他人の行為については、冷静にみることができました。

友人も、悩んでいそうな4回目にアタックした2人組を、あっさり諦めて次に行ったことを反省。

結局、今日は、決まりそうになかったので、「ボーリングでもして帰ろう」ということになりました。

道すがら、私が6回目にアタックした3人組の娘達が買い物を終え、ショップから出できて鉢合わせ。

声を掛けた時は、全く脈がなさそうだったのに、再会したときはなぜか雰囲気が違っていました。

「あれ、さっきの!」ということになり、向こうも用事を済ませて気が楽になったのか、少し笑顔。「これからボーリング行くんだけど、良かったら一緒に行かない?」彼女達は、お互いの顔を見あって、一人の娘が仲間に「どうする?」と言うと、ここで今日の経験を生かして「今こそ畳みかけるんだ!」と仲間に合図、私が「奢るからさ」というと、今日は全くトライしていなかったもう一人の友人が、「夕飯も奢るよ !」そこで、もう一人の友人も「変なことは無しで、楽しんで帰ろうよ!」と援護射撃をしてくれました。

あっさりOK。

なんと思いも寄らぬ「天の助け!」。

みんな、自分だけは心証をよくしようと、やたらと優しくなりました。

ボーリングしている最中も、何か飲む?と進んで世話をやくは、一人がトイレ行くと言えば、誰かが、一人のためにプレイを中断を提案。

その間、必死にギャグでつなごうとするはで、それこそ「こいつこんなに優しかったっけ?」と人が変わったようでした。

当時は携帯がなかったこと、3人中2人に彼氏がいたこともあり、一日楽しく遊んで帰ることにしました。

何かもの足りなさも感じましたが、とりあえずしゃべり倒したことで、恐怖症は克服できた気がしました。

 

理にかなっていた心理学的テクニック

私は、イケメンではなかったと自負できますが、私達のメンバーの一人は、そこそこだったように思います。

しかし、結果はご覧の通りでした。

最後に彼女達と再会できなければ、全滅といったところでしたが、当時はまだ若く、女性の心を全く理解できていなかったため、本当にだめなのか、条件次第だったのか、もっと押せばよかったのか、言い方が悪かったのか、タイプではなかったのか、タイミングが悪かったのか、全く理解できていませんでしたが、最後の最後に救われたのは、実は今考えると理にかなっていました。

心理学者ザイアンスの提唱した、「単純接触の原理」というもので、人は、日常的に何度も顔を合わせている他人に関して、好意を抱きやすくなるというものです。

複数回接触することにより、警戒心が薄れ、親近感が湧いたためと考えられます。

とわいえ、二回だけのアプローチが効くとは・・・。

最近では、メールやSNSが盛んですが、文章のやりとりでも、同じ効果を発揮することが分かっています。

当時に携帯やSNSでもあったら、もっと多くの人と再会できていたかも知れません。

ましてや、今でこそ周囲を気にしない人が結構いる時代ですが、当時は街頭で声を掛けられて、すぐついていく女性を軽く見る風潮があったからです。

最近のデータでは、SNSで出会った恋人と、対面で知り合った恋人とでは、その後別れる確率は対面で知り合った恋人の方が、高かったとしています。

このことは、離婚率とも関係しています。

最も、これは、出会い方と動機にもよるかも知れませんが・・・。

かなり前になりますが、出会い系某SNSがユーザーに内緒でデーターを取って、謝罪する一幕がありましたが、このデータによると、プロフィール写真を隠した場合、一定の相手と長く会話する傾向にあり、写真が掲載された途端に、相手漁りが始まったとしています。

人間は、どこまでも浅薄であることを物語っています。

マッチングアドバイスについては、でたらめな情報でも、鵜呑みにする傾向にあり、実際は相性が悪くても、そのまま相手を選ぶ傾向にあることも分かっています。

また、プロフィール写真のイケメンとデートした場合、必ずしも女性の満足度は高くなかったこともデータは物語っており、いわゆる世間でいうイケメンと性格は、必ずしもイメージと一致しないことが多いことも知られています。

これは、女性にも言えるかも知れません。

このことから、いわゆるネットで知り合ったカップルに成婚率が高いのは、出会うまでの道のりで、様々な人との会話を、十分に繰り返した結果と言えるかも知れません。

要は、カップルになる道程で、何度も会話し、価値観のすり合わせをしっかり行った上で、相手を選択しているということでしょう。

また、ネットでのパートナー探しは、対面より多くの情報を短期間で得られることからも、最適であるとも言えます。

ここで、マッチングアプリでのちょっとしたコツですが、私の知人で以前出会い系サイトでアルバイトをしていた者が言っていたことです。

まず、女性は男性からのアプローチが、すごく多い状態にあることを、念頭におかなければならないということです。

なかなか返事が来ないのは、沢山きたメールに返事を書いているためだとか・・・。

それでも、遅れ遅れで返信がきているうちは、まだ脈があるということです。

段々疲れてくると、誰を切るかを考え始め、断り切れない時は、返事を書かなくなるそうです。

何か不公平な気がしますが、出会い系アプリを利用するのは、男性の方が多いということでしょうか?

現在日本の人口の男女比率は、100:95だそうですが、50歳以下だと男性がやや多い傾向にあります。

女性は、概して男性よりも長生きの傾向にあり、年を重ねるごとに、男性を上回るといった状態です。

なので、返事が遅いからといって、皮肉など言っていては、結果はおぼつかないと覚えておく必要があります。

次に、第一印象が大事で、最初から長文でグダグダ喋るのはNG。

挨拶を丁寧にし、自分のことはサラッとぐらいで、なぜ、貴方にアプローチをしたかを、プロフを見て必ず言わないとだめだということです。

要は、さりげなく特別感(あなたは私にとって)を出すことにより、第一印象がグッと上がります。

そして、直ぐ会おうとはせず、共通の趣味や好きなことを探し、お互いが盛り上がる話題をみつけること。

もし、相手を興奮させることができれば、掴みはOK。

このドキドキ感を共有できれば、相手はこれを恋愛と勘違いしやすくなります。

心理学的にこれを、錯誤帰属といいます。

錯誤帰属の原理は俗にいう「吊り橋効果」です。

心理学者ダットンとアロンの実験に由来します。

安全な橋と吊り橋で女性に電話番号を渡され、その反響を試みた実験です。

電話を掛けた割合は、4倍ほど吊り橋を渡ったグループが高かった結果が出ています。

これは、恋愛による鼓動の高鳴りと、不安定な場所でのドキドキを錯覚している結果だとしています。

そして、一日の最後が最も大事です。

これにより、おおくのライバルを蹴散らすことができます。

なぜかというと、一日に多くの人と話をしたとしても、最後にあなたと話したことが印象に残れば、相手はあなたに大きく心を寄せることが、心理学で証明されています。

ですので、必ずあなたが、最後に彼女と別れた人になればいいのです。

これは、他に話がはずんだ人がいたとしても、最後にあなとも話がはずめば、あなたのことが印象に残るということです。

これは、心理学でいう「親近効果(終末効果)」です。

裁判などで、弁護側と検事側が順番を変えて証言を行うが、陪審員は結局、最後の証言をもとに判断をするという結果が出ています。

第一印象で初頭効果を上げて関心を持ってもらい、その日の最後に、去り際をきれいに美しく、楽しくできれば、相手に好印象をあたえることができます。

そして、例え10分でも毎日会話ができれば、単純接触の原理で、あなたは相手にとって親しい人に変わります。

こうなったら、相手と会う約束をするチャンスです。

ここまでしても、相手は簡単に会うことに違和感を持っているはずです。

そこで、相手に自分と会うメリットを気付かせるのです。

例えば、お互いグルメであれば、一人で行くのは憚られるような美味しい店に誘うことや、お酒が好きであれば、なかなか飲めない酒がある店へ、一人で行きづらいので同行してほしいとか。

お酒は飲むと、心臓の鼓動が早くなるので、一緒に体験すると錯誤帰属に繋がります。

また、好きなアーティストのコンサートやスポーツチームを、一緒に観戦して興奮や感動をすることでも同じ効果が得られます。

しかし、これらは全て、相手が関心を持っている範囲で行うことが大事です。

ここまで共有できれば、とどめは日を置いて、相手にわざと相談を持ち掛けるのです。

「こんなことあなたにしか言えない」といった特別感をだし、打ち明け話をするのです。

打ち明け話は、失恋の相談や人間関係の悩みなど、他人に話しづらい内容であればOKです。

「自己開示」をすることで、恋愛に発展しやすくなります。

この「自己開示」をされた人は、好意や信頼感の表明を受け取り、心理学でいうところの「返報性の原理」がはたらくからです。

一つだけ注意したいのは、ここから恋愛に発展する条件として、相手があなたに対する印象が上向いていないとだめです。

 

まとめ

いくら相手と会えたからと言って、性格的に嫌いなタイプは、お互いにあるはずです。

会って話したら、幻滅されることだって想定されます。

事前に十分なリサーチをして、自分に合う相手であることが、双方にとって大事なのは言うまでもないことですね。

本当に相性の良い相手であれば、自然に惹かれあうことだってあります。

しかし、タイミングのずれは考慮する必要があります。

人それぞれ、現在の生活環境は違います。

焦ると、どちらかの生活に影響が出たりします。

「急いては事を仕損じる」こともあることをお忘れなく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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